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引越しの挨拶に「そば」を渡すのは間違っていますか?

更新日:2021/04/28

そもそも引越しそばの由来をご存知ですか? 引越しの際にそばを振る舞う風習は江戸発祥で「そばに引っ越してきました」、「細く長くおつきあいお願いします」と言う挨拶の意味を込めて向こう3軒両隣に振る舞うものでした。江戸っ子らしい洒落がきいてますね。 もっとも、そばが一番安かったからというのが一番の理由のようです。 しかし、ある統計によると引越しそばの意味を正しく答えられた人は45%、意味をまったく知らなかった人も45%だったそうです。実際に引っ越した先に振る舞った経験のある人は、なんとたったの6%です。 すでにこの引っ越しの際の挨拶の風習は廃れてしまっていると考えてよいでしょう。現在では引越しの手伝いをしてくれた人にお礼を込めて振る舞うように変化しています。

引越し蕎麦の風習がなくなった理由

ではなぜこの風習が現在のように変化したのでしょうか。 ひとつ考えられるのはアレルギーの問題があります。そばはアレルゲンの中でも最も危険なものの一つで、アナフィラキシーショックを引き起こしかねません。 現代人はアレルギーを持つ人が多く、もしも隣人がアレルギーを持っているとしたら送ったそばはそのままゴミ箱行きに…。またそばは日持ちがよくないという問題もあります。 現在ではお隣さんにタオルや洗剤などの日常用品を送るケースが一般的となっています。食べ物は好き嫌いがありますが、実用品なら使ってもらえますよね。 このように、現在では引越しの挨拶にそばを贈る風習は廃れているものの、機会があれば挑戦してみてはいかがですか。 特にそばがよく食べられる東北や甲信越といった地域、またお隣が年配だった場合、そばを贈ると好印象になるかもしれません。そばアレルギーだった場合の代用品も持って…。余ったら自分たちで食べるなりなんなりすればいいのです。 一人暮らしの女性が引越しの挨拶に向かうのは隣がどんな人か分からないので防犯上お勧めしませんが。 引越しの贈り物は何が喜ばれるかは人によって異なりますからそんなに固く考える必要もないでしょう。